スペックの見方をざっと覚えよう
パソコンを選ぶ際には性能というのも選択の一つの指標になってきます。
目的によっては性能が無ければ話にならない場合や、逆に現在発売されているものなら最低限の性能でもなんとかなる場合もあります。
ここではざっとパソコンのパーツと性能の見方をご説明します。
まずはCPU、パソコンの様々な計算をするパーツで人間で言えば脳にあたるパーツです。
現在はIntelとAMDの2社の製品がほとんどで、各社とも多数のCPUをリリースしており重要パーツですが非常に性能の優劣が判断しにくいパーツでもあります。
性能の指標は主にコア数と動作周波数、同じブランドの製品同士ならばモデルナンバーと呼ばれる数字が大きい方が高性能な傾向にあります、ただし、あくまで傾向であり本当の性能の優劣が判断できるのは余程詳しい人ぐらいでしょう。
それでは指標について簡単に説明します。
まずはコア数、これはかなり乱暴な説明になりますが数が多い方が当然良くなります。
コア数の見分け方はIntel系は少しややこしくCPUの名前から判断しなければなりません、名前にQuad(クアッド)と書いてあれば4コア、Duo(デュオ)やDualCore(デュアルコア)と書いてあればデュアルコア、最新のCore i7やCore i5と呼ばれるCPUは現在は全てクアッドコアで、逆に旧世代のPentium4以前は全て1コアになります。
AMDのCPUは分かりやすくX2なら2コア、X3なら3コア、X4なら4コアです。
動作周波数はコア数に比べれば分かりやすく数字が大きい方が高性能です。
カタログの仕様表などにも大抵表記してあるので判別もしやすい項目です。
ややこしい点があるとすれば同じブランドの製品群でないと比べてもあまり意味が無いという事です。
さて、ではそのブラントとは、何でしょう?
それは高級機用、主流製品用、廉価製品用にメーカーが分けた製品名です。
Intelでは高級機用がCore i7、主流製品用がCore i5とCore2シリーズ、廉価製品用がPentiumとCeleron、AMDでは高級機~主流製品用がPhenomⅡ、主流製品~廉価製品用がAthlonⅡで、AMDではⅡが付いていない物は一世代前の製品になります。
上位ブランドの製品と下位ブランドの製品ではコア数や動作周波数が同じでも性能差があります。
これも製品名も覚えていないと良し悪しを判断できないのですが、本体価格が高い機種には高級機用のCPUを使い安い機種にはそれないのCPUを使うので本体の価格と照らし合わせてみるとある程度判断できます。
CPUは同世代、同メーカーの製品であれば性能が良くなるほど消費電力が高くなる傾向にあります、ただし、後から交換するのが困難なパーツなのであらかじめ高性能な物を選んだほうが無難といえます。
続いてはメモリ、これはCPUと比べると遥かに単純で容量が大きければ高性能です。
ただし、OSによっては最大容量に制限があり、従来のWindowsは3GB前後が使用できる限界で4GB搭載されている物にそれ以上足しても一切性能は向上しません。
WindowsVistaやWindows7で『64bit版』と明記されていればそれ以上の容量も扱う事が可能です。
その他には高速化技術のデュアルチャンネルやトリプルチャンネルと書かれている場合がありますが、現在はデュアルチャンネルが主流でトリプルチャンネルだけが特別に高速です、もっともトリプルチャンネルに対応しているのは最上位機種ぐらいなのであまり気にする必要もないでしょう。
次にHDD、これはデータを保存しておくパーツで単純に容量が大きいほどよいです。
大きければ高性能という訳ではありませんが、保存するデータ量が多い、特にテレビパソコンとして録画を考えているのであればすぐに容量がいっぱいになります、テレビ用途を考えているなら大きい物を選びましょう。
データの保存では他にDVDドライブなどの光学ドライブも重要なチェック項目です。
現在はCD/DVDの読み書きできるドライブが低価格機~中級機までの主流でさらにBlu-rayの読み込みもできるモデルも増えてきています、高級機になるとBlu-rayの書き込みもできるモデルもあります。
性能を決める最後の肝はグラフィックです。
3Dゲームを遊ぶ時には最重要項目になります、それ以外の用途であれば性能はほぼ気にする必要は無く出力端子の種類だけ把握できれば問題ないでしょう。
グラフィックは主にチップセットと呼ばれるパソコンの機能を色々と集約した所に内蔵されているか、それとも別途専用のグラフィックボードと呼ばれるパーツを搭載しているかで大きく変わります。
カタログなどがあれば仕様表を確認すればチップセット内蔵の物かグラフィックボード搭載か判断できます。
当然別途ボードを搭載してある方が高性能になります、ゲームをする訳でないのであればそこまで気にする必要はありませんが、WindowsVista以降のOSであれば通常の用途でもグラフィックボードの恩恵を受けられる事もあります。
出力端子はどの端子で、どの大きさのモニタまで接続できるかを確認します。
ノートパソコンや液晶一体型のパソコンでも出力端子があれば外部のモニタと繋いで2画面で使う事も可能です。
端子は主にパソコンモニタ用のデジタル端子(DVI端子)アナログ端子(ミニD-sub15ピン端子)と液晶テレビに接続するHDMI端子の3種が主流です。
その他ではUSBをはじめとするその他の機器との接続端子です、これらの外部の機器との接続端子はグラフィック出力端子などとまとめてインターフェースと呼ばれます、いくつ付いているかと前面の端子はどの辺りにあるかを確認すれば十分でしょう。
CPU、メモリ、HDD容量、グラフィックはソフトの使用条件に書いてある事も多いので、遊びたいゲームや使いたいソフトがある場合は事前にしっかり確認しておきましょう。
ざっとスペックについて説明しましたが、パソコンの性能について分かりにくいのはCPUぐらいです。
とはいえ実は現行のデュアルコアCPUであれば最低価格の物でもそこそこ高性能なので、余程性能を重視する用途でなければCPUの優先順位を下げて、本体の価格で選んでも特に問題ないでしょう。
現在は旧式のCPUを搭載している物やメモリ容量の少ない本体を避ければスペック的に問題のある物に当たる可能性は少なく、新品で本体を購入する場合は気軽に選んで大丈夫です。