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パワーアップの基本はメモリ増設

 どんなパソコンで、だいたいどんなカスタマイズが出来るかの説明をしました。

 どんなパソコンでも「基本はメモリの増設」という事がわかったと思います。

 それではメモリの増設について詳しく説明したいと思います。

 まず、どれくらいまで増設すればいいか。

 メモリはまず本体ごとに認識できる最大容量や、OSごとに使える最大容量があります。

 本体ごとの容量はマニュアルやメーカーホームページの仕様表で確認できます。

 OSごとの最大容量はWindows Me以前のOSでは768MB、Windows2000以降の32bitOSでは4GB弱になります。

 実際のパソコンを使う際にはもう少し小さい容量で表示されます。

 古い機種では足りない事も多いですが、最近の機種では32bitOSならすでに4GBの最大容量を搭載している機種も少なくありません。

 WindowsVistaやWindows7には「64bit版」というOSもあり、そういったOSではそれ以上増設可能です(Vistaや7が全て64bit版というわけではありません)

 増設するメモリですが現在のメモリはDIMMというタイプのメモリを使用します。

 そこからさらに細かく規格がわかれています。

 まずはSDRAMというメモリ、PC-100やPC-133というタイプです。

 後ろの数字が速度になります。

 一般的に見かける1枚あたりの最大容量は512MB。

 DIMMの中では古い規格であまり見かけなくなっており製品も少な目です。

 新品はあっても割高なので中古で探すのも良いでしょう。

 次にDDR-SDRAM、DDR266(PC-2100)、DDR-333(PC-2700)、DDR-400(PC-3200)というタイプです。

 少し前の規格で新品でもこの規格のメモリはまだ多くの店舗で見かけます。

 会社などでは搭載しているパソコンも現役で稼動していることも多い事でしょう。

 1枚当たり1GBのメモリもあります。

 現在の主流はDDR2-SDRAM、DDR2-400(PC2-3200)、DDR2-533(PC2-4200orPC2-4300)、DDR2-667(PC2-5300)、DDR2-800(PC2-6400)、DDR2-1066(PC2-8500)のメモリです。

 価格も安く気軽に最大容量まで搭載できるメモリです。

 一般的に1枚の最大容量は4GBの物ですが、かなり割高で製品数も少ないので増設するなら2GBの物がベターでしょう。

 次世代の規格としてDDR3-SDRAMがあり、DDR3-800(PC3-6400)、DDR3-1066(PC3-8500)、DDR3-1333(PC3-10600)、DDR3-1600(DDR3-12800)などがあります。

 長らく価格が高止まりしていましたが、Intel Core i7登場以後は手の出しやすい価格に落ち着いています。

 DDR3メモリは同じ規格で初期の物と現行の物で電圧が違うので注意が必要です。

 中古では初期の電圧の高い物も散見され、Core i7のマシンに古いものを増設するとCPUが破損する恐れがあるので注意しましょう。

 ノート用ではSO-DIMMという小型のメモリを搭載するのでデスクトップ用、ノート用をしっかり確認しましょう。

 液晶一体型パソコンや小型パソコンではデスクトップでもノート用のメモリを採用する機種があるので注意しましょう。

 それぞれの規格でDDRどうしならDDR266でもDDR333でもDDR400でも形は同じで1つ上2つ上ぐらいの速度ならば互換性はあります。

 こういった際は基本的に下の速度のメモリに合わせて動作します。

 例えばDDR2-533を1枚搭載した本体にDDR2-667のメモリを増設すると両方ともDDR2-533として動作します。

 ただし、メモリには俗に言う相性問題と呼ばれる不具合が出やすいパーツです。

 相性問題とは「規格はあっているし本体もパーツも壊れていないのに何故か動作しない」という不具合です。

 品質の悪い低価格なメモリでは相性が出やすくなりますので注意が必要です。

 速度の違うメモリを混在させていると発生する可能性もあります、最低限の品質が確保されたメモリで速度を合わせるのが無難です。

 元から付いているメモリが小さい容量の時などは空きスロットなどがあったとしても、追加で増設するより元のメモリを外して容量の大きい物に付け替えた方が余計な問題を回避できるので良いかもしれません。

 パーツショップなどでは、追加料金で相性問題が発生した時、別のメモリに差額交換などの対応をしてくれる相性保証というサービスもあります。

 不安であればそういうサービスを利用するのもオススメです。

 メーカー製パソコンの場合は高価になりますが、動作確認が取れている相性の出ないメーカー品のメモリなどもあります。

 値段は高くなりますが会社などで不具合が出たら困る場合などはこういったメモリを選択するのも手です。

 メモリ増設はカスタマイズの基本です。

 規格をしっかり確認して、低品質な物を避ければ難しくありません。

 とりあえずメモリからカスタマイズを考えてみてはいかがでしょうか?