こういうパソコンはこんなカスタマイズができる
それでは、実際にどんなパソコンがどんなカスタマイズをできるか説明しましょう。
まずはノートパソコン。
ノートパソコンの場合は基本的にメモリの増設や交換になります。
大体のノートパソコンは本体の裏側にメモリ用のスロットがあり、ドライバー一本ですぐに増設や交換が出来きるようになっています。
機種によってはHDDも交換しやすくできている物も多くあります。
それらの機種はマニュアルにもメモリやHDDの交換の方法が記載されていることがよくあります。
最近ではHDDを高速なSSDに交換するのがノートパソコンのカスタマイズの流行になっているようです。
SSDは高速で、HDDに比べて消費電力も低いため性能が向上しバッテリーの消耗も少なくなるため人気のカスタマイズとなっています。
別売りのオプションで大容量のバッテリーが用意されていることもあるので、それに交換してバッテリーでの稼働時間を上げるのもノートならではのカスタマイズといえます。
続いて液晶一体型デスクトップパソコン
液晶一体型のモデルはデスクトップですがノートパソコン以上にカスタマイズがしにくいパソコンです。
比較的簡単なのはメモリの増設、ノートパソコンより難易度は高めです。
デスクトップですがノート用のメモリを使用する機種もあり注意が必要です。
機種にもよりますがHDDの交換は困難を極める事が多く、ほとんど全部解体しなければHDDに辿り着けない物もあり、その状態から元に戻すのは一から自作するより難しいです。
液晶一体型はテレビ機能を持っている物が多いのでHDDの増設をしたくなるかもしれませんが、素直に外付けの物を使用したほうが無難です。
液晶一体型パソコンは単体で完成しているパソコンと割り切った使い方をするのが良いでしょう。
これらのノートパソコンや液晶一体型パソコンは拡張性に乏しくカスタマイズは難しいパソコンです。
しかし、これらのモデルは自作では実現できない小型でデザイン性を実現しているモデルでもあります。
カスタマイズ性があるのは液晶は別になったタワー型のデスクトップパソコンになります。
では小さい物から順に見ていきましょう。
まずは薄いスリムタワーのモデル。
スリムタワーのモデルは一般的に5インチベイ、3.5インチオープンベイ、3.5インチシャドウベイが1つずつあります。
標準状態ではどのベイにもドライブが搭載されているのでこれらをカスタマイズする際は基本的に上位の物へ交換する形になります。
メモリは2スロットか4スロット、だいたいのモデルは2スロットのようです、空きがあれば増設も出来ますし、無ければ交換になります。
メモリは基本的に同じ容量の物を2本セットで使用したほうが良いです。
その他の拡張スロットは最大で4本搭載されています。
ケースが薄型なのでLowprofile対応の物を使いましょう。
PCI Express x16スロットやAGPスロットがあればグラフィックボードの増設も可能です。
しかし、Lowprofile対応の小型なボードは性能は低いので大幅に性能を上げることは難しいようです。
WindowsVista(HomeBasicは除く)やWindows7(Starterは除く)はグラフィックボードを搭載していると全体的に性能が向上するので基本性能のアップのために搭載するのも良いでしょう。
制限はありますが探してみるとなかなかカスタマイズが楽しめる大きさです。
続いてはミニタワー。
スリムタワーの横幅が大きくなったような大きさで海外メーカー製やショップブランドパソコンで多く採用される大きさです。
5インチベイ、3.5インチオープンベイ、3.5インチシャドウベイは平均すると2つが多いようです。
標準ではだいたい1つずつ搭載されているので、マザーボードのポートが空いていればそれぞれドライブを増設可能です。
マザーボード自体はスリムタワーの物とほぼ同じです。
メモリスロットと拡張スロットの数は大体同じです。
やはりメモリ増設や拡張ボードの搭載がメインになります。
Lowprofileでなくともボードを増設可能なので選択の幅は広くなります。
特にグラフィックボードではその恩恵が強く、3Dゲームを楽しむのであればせめてこの大きさのパソコンが必要になります。
ただし、グラフィックボードは電力を大きく消費するパーツです。
機種によっては電源の容量の少ない場合があるので注意しましょう。
200Wほどの電源を搭載している機種ではHDDを増設しただけで余裕がなくなるでしょう。
300Wぐらいあればそれなりのグラフィックボードが増設でき、高性能なグラフィックボードを搭載するならば400W~500Wは欲しいところです。
電源の交換できる機種も多いので大容量な物に交換するのも良いかもしれません。
地上デジタル放送に対応したテレビキャプチャーカードも最近人気の拡張ボードです。
グラフィックボードが対応している必要があるため録画用のHDDなどと一緒に併せて導入して地デジパソコンに改造するのも良いかもしれません。
ただし、地デジ用途にはCPUやメモリもそれなりにパワーが必要です。
増設可能なメモリはともかく、CPUは2コア以上のCPUが目安です。
最後にミドルタワー以上の大きさのデスクトップパソコン。
自作パソコンでは標準的な大きさで、既製品では海外メーカーの高性能モデルやショップブランドパソコンがこの大きさになるでしょう。
ベイの数などはケースによって異なりますが平均すると光学ドライブやHDDは4台ずつぐらいは搭載できる物が多くなっています。
メモリスロットはやはり2~4スロットですが、Intel Core i7の上位機種では6スロット3枚一組で使う機種もあります。
拡張スロットは最大7スロットです。
グラフィックボードが2枚以上搭載できる機種もあります。
2枚一組でグラフィック性能を上げる機能や複数の画面に出力する事などが可能です。
その分消費電力は高くなりますので注意が必要です。
これぐらいの大きさになれば非常に自由なカスタマイズが可能です。
設置場所などは持て余すかもしれませんがその分ケース内部の作業スペースなどにも余裕がありカスタマイズの際に作業もしやすくなっています。
このように大きい機種ほど拡張性が高くカスタマイズしやすくなります。
タワー型のデスクトップパソコンを使っている人は性能アップや利便性の向上のためにカスタマイズを検討してみてはいかがでしょうか?